医学部再受験はやめとけ?実態を調査してみた!
こんにちは、コンパスの吉田です!
再受験で医学部合格を目指す方は例年数多くいらっしゃいます。ただ、医学部再受験と調べると、「医学部再受験 やめておけ」「医学部再受験 失敗」「医学部再受験 末路」など、かなりネガティブな検索結果を数多く見つけました。その一方、20代はもちろん、30代や40代での合格例も数多くあります。今回は、そんな医学部再受験の実態を、具体的なデータとともに考察します。
地域別国公立医学部入学者数
大学改革支援・学位授与機構を参考にしました。全国の国公立大学、学科別合格者別の統計を確認することができます。
今回はこのデータの中から医学部医学科合格者数データを抽出しました。
まず、地方ごとの年齢別医学部入学者数は以下の通りです。
北海道・東北
関東
北陸
中部
近畿
中国・四国
九州・沖縄
再受験生の医学部合格数
全国の国公立大学医学部医学科の年齢別入学者数はこちらです。(一部の大学はデータがなかったのでカウントしていません)
18歳、19歳、20歳がそれぞれ現役、一浪、二浪相当で、二浪以下で合格者の約94%を占めています。一般的に大学を卒業する年齢である22歳(四浪相当)以降で医学部を受験される方の人数は約3.5%となっています。
大学別22歳以上の入学者数の割合
次に、大学別の調査です。2023、2022年の22歳以上の入学者数の割合(%)を調べました。
再受験生は大学在学中に再受験される方、大学卒業直後に再受験される方、社会人経験を積んだ後に再受験される方がいますが、今回は22歳(四浪相当)以降の人数を調査します。
一番高い香川大学は17%、一番低い佐賀大学は0%であり、大学によって非常に差がある結果となりました。平均が3.5%だったことを鑑みると、3.5%以上の大学はおそらく多浪差別がなく、再受験生でも比較的入りやすい大学であるといえます。逆に3.5%を下回る大学を受けようとしている方は注意が必要です。旧帝大の医学部や東京医科歯科大学の医学部などは難関であるため、22歳以上の割合が低くなっています。