E判定から阪大に逆転合格した私が実践した最強の暗記法教えます

こんにちは、コンパスコーチの吉田です。

皆さんは英単語や古典単語などを暗記をする際、どのような方法で覚えていますか?

声に出して覚える、書いて覚える、ひたすら読んで覚える等、様々な覚え方をしていると思います。

もちろん個人にあった暗記法が大事ですが、科学雑誌Scienceにも論文が掲載され、その効果の高さが実証されてる暗記法があるんです!

その暗記法こそ、今回紹介する「アクティブリコール」という方法です。

今回は、私が阪大に現役合格した際に行った勉強法「アクティブリコール」について解説します。

アクティブリコールとは

アクティブリコール(Active recall)とは、active(能動的に)recall(思い出す)という意味で、暗記学習に非常に効果的な勉強法です。

「”能動的”に思い出すってどういうこと?」、そう疑問に思いませんでしたか?

これまで学校でテストを受けた時を思い出してほしいのですが、テストを受けた時に記憶から勉強した内容を必死に思い出して、その内容がテスト後も記憶に定着したことはありませんか?これがアクティブリコールの一つ、「テスト効果」です。

このように、記憶に関する最近の研究によると、記憶の定着には、”何度も積極的に思い出すこと”が大事だということが明らかになっています。

単に情報を眺めるよりも、自分で情報を引き出すことで脳がその情報をより重要と認識し、長期記憶に残りやすくなります。

情報をただ暗記するのではなく、自分で問いを立てて答えを探す過程で、より深い理解へとつながるほか、記憶した情報を、別の状況や問題に適用する応用力も養われます。

つまり、暗記する際にはただ読む(インプットする)だけではなく、繰り返しアクティブリコールする(アウトプットする)ことが大切なのです。

アクティブリコールの方法

一番有名なアクティブリコールは、「白紙勉強法」です。これは、日米の医師国家試験をダブル合格した医師の安川康介さんという方もオススメしている勉強法です(安川康介さんについての記事)。

白紙勉強法

白紙勉強法とは、

1.まず教科書などで覚えたい情報を読む

2.その情報を見ないで、覚えたい内容を白紙の紙に書きだす

というシンプルな勉強法です。この白紙の紙に書きだすという行為が、インプットした内容を頑張って記憶から引き出す作業となり、記憶の定着に非常に効果があります。

白紙に書かなくても、例えば、

  • 単語帳で単語を10個暗記した後に単語帳を見ないで思い出し、発音してみる
  • 本が開けない満員電車で「何を勉強したか」を思い出す

などでも効果があります。

他の暗記法と比べて効果はどうか

例えば教科書や黒板を書き写して覚える勉強法、これは効果が低いです。情報や記憶を理解せずとも書き写すことができてしまい、脳に負荷がかかっていない状態だからです。だからむやみやたらにノートを取ることは、記憶の定着という点ではお勧めしません。

また、エビングハウスの忘却曲線に基づいた何度も繰り返し読む勉強法も記憶の定着にいいとされていますが、これもあまり効果がないです。何度も読むと、文章に慣れて深く理解していないのに知った気になってしまうので、これまた脳の負荷が低いです。

記憶の定着に必要な大事な要素、それは「脳への負荷」です。先ほど紹介した勉強法と比べて、アクティブリコールは脳への負荷の大きさが全く違います。

一度やってみると分かると思いますが、最初は大部分が思い出せないと思います。そこで元の情報に戻って脳にフィードバックします。そして再度アクティブリコールを繰り返すことで、記憶は定着していくのです。

まとめ

アクティブリコールは科学的に認められた記憶法で、脳への負担が大きいことが記憶の定着に繋がります。インプットした内容を何も見ずに思い出す、という記憶法です。

皆さんも暗記する際は是非、このアクティブリコールを使ってみてください!

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