医学部を諦めきれない!仮面浪人で医学部は合格できるのか
こんにちは、コンパスの吉田です。
今回は、仮面浪人で医学部に合格できるのかについて考えます。
仮面浪人をお勧めできる人
理系で旧帝大、早慶に合格した人
理系で旧帝大、早慶に合格した人は、仮面浪人で医学部に合格できる可能性が高いです。理科2科目、数学の高い基礎力を持っているので、少しの勉強で医学部受験にも対応できます。
文系で東大(京大)に合格し、数学に苦手意識のない人
文系で東大(や京大)に合格した人は元々の能力が高いので、仮面浪人でも医学部に合格しやすいです。また、文系学部は理系学部と比べて授業の負担が軽いので、仮面浪人をする環境としては適しています。ただし、理系科目に苦手意識のないことが前提になります。文系を選んだ人の中には理系科目が苦手だったから、という人が多いですが、理系科目偏重の医学部入試には対応しにくいです。しかし、数学や物理を使わない医学部入試があります。
それ以外の人には仮面浪人はオススメできない
理科2科目、数3がかなりきつい
理科2科目、数3は勉強の負担がかなり大きいです。文系の方が一年で対策するのは難しく、多くの場合二年以上かかります。
大学の授業に時間がとられる
仮面浪人には大学の授業に時間がとられるというデメリットがあります。特に理系で一年生から実験を行うような学科に所属していると、仮面浪人をやり切るのはかなり厳しいでしょう。
編入という選択肢も
医学部に入るには編入という方法もあります。これは文系の方、帰国子女の方、理系の医学に近い分野の研究をしている方、大学高学年(三、四年生)にオススメです。
・文系の方
編入は主に生命科学と英語が課されます。大学受験で必要な数学や物理化学のように複雑な計算は使わず、ほぼ暗記力の勝負になります。ですので文系の方でも不利にならない試験です。暗記力に自信があればむしろ理系よりも有利になります。
・帰国子女の方
英語ができるので、編入試験で求められるTOEICやTOEFLのスコアは十分に満たすことができるでしょう。一部の大学では英語の比重がかなり重いので、帰国子女に有利な受験です。
・理系の医学に近い分野の研究をしている方
編入では研究実績が評価されます。そのため、そもそも研究をしていた経験が編入試験に活かせます。理系の医学に近い分野の研究をしている方は、医学部編入の試験で必要な生命科学をすでに一部知っているので、他の受験生にアドバンテージが取れます。
・大学高学年(三、四年生)
編入試験はその大半が学士卒のみが受けられる試験です。大学高学年であればまずは自大学を卒業し、受験資格を得てから編入試験を受けましょう。