共通テスト数学対策【基礎が出来た人は次にこれ】【8割、9割を狙うには】
共通テストが近づいて来ましたね。こんにちは、コンパスの小林です。
この夏、秋に基礎固めを終えた受験生が共通テスト対策として何をやっていくか紹介していきます。
私自身、この方法を実践して共通テスト数学で9割取ったので参考にしてもらえればと思います。
これまでの共通テスト
2021年からセンター試験が廃止され、共通テストが始まりました。それからの平均点を見ていくと、共通テストのほうが難しいことが分かります。
西暦 | 平均点 |
2021 | 57.68 |
2022 | 37.96 |
2023 | 55.65 |
2024 | 51.38 |
西暦 | 平均点 |
2021 | 59.93 |
2022 | 43.06 |
2023 | 61.48 |
2024 | 57.74 |
共通テストの平均点は大体センター試験より1割ほど低いです。2022年度には驚くほど平均点が低くなっています。
実は共通テストは純粋な数学力だけでは点数が取りにくくなっています。
共通テスト数学に必要な力は
共通テスト数学で必要な力は
純粋な数学力+誘導にのる力
です。
純粋な数学力
純粋な数学力とは問題を解く上で必要な解法が身についていることです。
解法の習得や定着は青チャート、フォーカスゴールド、標準問題精講などのレベルの参考書がしっかり取り組めていれば問題ありません。これらはインプットの参考書です。問題を見て解法が10秒で思いつくレベルに仕上げましょう。逆に解き方が浮かばなければ答えをみて思い出す、ということを繰り返して解法暗記を最優先に進めましょう。
誘導にのる力
逆にこれらがしっかりマスター出来ていれば次に必要なのは先ほど紹介した「誘導にのる力」です。
二次試験では自分自身で問題からどの解法で解くかを選択する必要があります。しかし、共通テストでは決められた方針に従って問題に挑む必要があるのです。逆にこれにうまく乗れず、1つ1つ独立した問題のように解いてしまうと問題が分からない状態に陥ってしまいます。
どうしたら誘導にのれるのか
過去問や共通テスト向けの問題集を解くときは常にその問題がなぜ問われているのかを意識しながらやっていきましょう。
共通テストにおいて(1)で問われている内容は次の問題や1つ飛ばした問題で使うことが非常に多いです。問題の流れを出題者の意図を予測して解くことで必方針がぐっと立ちやすくなります。
鉄板の流れとして
- (1)(2)が解き方の流れに沿った形(会話文形式など)で出題される
- (3)は条件が複雑になり、誘導はなくなるが(1)(2)の解き方に沿えば計算できる
ようなパターンが多いです。
問題の途中で方針が分からなくなったら(1)でどのように解いていたかやこれまで出した値をどう使うかを考える癖をつけましょう
試験がどんどん長くなっている
毎年、問題の文章量が多くなっています。
あまり二次試験において問題文の情報に無駄があることは少ないですが、共通テストは別です。
むしろ、問題を解く際に必要な部分だけ読めればオッケーです。
つまりどこが必要でどこが不必要かを自分で判断する必要があります。
このような「情報処理能力」も共通テストでは問われているのです。
共通テスト後のリハビリはめちゃくちゃ大事
これまで述べてきたように共通テストにおいて誘導にうまく乗れるかが非常にカギになりますが二次試験は逆です。
いかに自分で正解を導ける方針を立てて最後まで計算しきれるかが重要になってきます。
そこへのシフトチェンジは共通テスト後、重点的に行いましょう。
さらに、理系の方は数Ⅲの勉強があります。ここまで数ⅠAⅡBCの勉強が主だったのでまずはリハビリで基本問題集を1週間でざっと1周やるようにしましょう。
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