【京大数学9割を取れた私が実践した、受験の心得】

宅浪→京大数学9割の私の自己紹介

こんにちは!コンパスコーチの山本です。私は宅浪一年を経て、京都大学工学部物理工学科に合格しました。

京大数学で9割とれた方法

二次試験では現役時よりも点数が飛躍的に伸びましたが、特に数学が9割を超えることができました。現役時代の数学2.5割と比べると、実に三倍以上も点数が伸びています。そんな京大数学9割を取った私が実践した、数学の試験前の心得を紹介します。

数学の試験で重要だと考えるのは主に二つ、時間配分」「見直し」です。

時間配分について

難しい問題ばかりに時間を使っていてもだめですし、解ける問題に時間を使わず、完答できないのももったいないです。均等に配分するのではなくて、得点できるものにより多くの時間を配分しましょう。

まずは、問題全体を見て、どの問題が解けそうで、どの問題が難しそうか、あたりを付けます。このとき、問題をみて、ベクトルで解けそう、解と係数の関係で解けそう、など、ある程度の道筋が見えたら、丸印とその道筋のメモを残しておきましょう。もちろん、難易度を正確に見抜くことなどできませんし、細かく道筋を考える必要はありません。本当に大雑把で大丈夫です。そして、全体を見た後、丸を付けた問題から取り組んでいきましょう。丸を付けたから完答しないといけないなんてことはありません。5分10分考えても分からなければ、他の丸を付けた問題に移りましょう。一つの問題に多くの時間を割いてしまうのが一番よくないです。あきらめも肝心です。(もちろん完全にあきらめろというわけではありません。また時間をあけて再び考えてみると分かるなんてこともよくあります。)これを繰り返して問題を解き進めていきましょう。

見直しについて

そして何よりも重要だと考えているのが「見直し」です。ここで言う「見直し」は、自身の解答が本当にその解法でいいのか、見逃している条件は無いのか、計算ミスをしていないかを確認することを言います。やはり、試験という緊張状況下においてミスの頻度はどうしても上がってしまいます。だからこそ「見直し」は生きてきます。最後まで解答していたとしても、計算ミスや条件ミスなどで得点は大きく下がり得ます。大きなミスから細かなミスまでを見つけることが「見直し」の目的です。

見直しのタイミング

いったん他の問題を解いた後など、しばらく時間を空けるのがベストだと思います(もちろん残り時間などにもよりますが、)。問題を解いた後すぐだと、間違っていたとしても、間違った考えが頭にあって正しいと判断してしまう可能性が高いです。時間を空けて頭をリセットしてからする方が効果的です。

見直しの仕方

そして、見直しの仕方ですが、まずは問題文を確認しましょう。見逃したり、勘違いしたりしている条件がないかを見ましょう。そして次に自身の解答を見直します。ここでも、問題文の条件と値を意識しながら見ていきます。そして解答の流れに問題はないか、計算ミスはないかを順次見ていきます。このとき、どうせあっているだろう、という考えはしないでください。できるだけ計算も検算していきましょう。

私はこの見直しをすることで、京大数学で9割を取ることができました。実際に3問は見直しでミスを見つけています。(もちろん全問題が解けたから見直しをしていたわけではありません。1問完答できない問題がありました。)この考えは京大数学2.5割だった現役時代には意識していなかったことです。現役時代にはより多くの問題を解くことが重要だと考えていて、解答の見直しはせずに他の問題に時間をかけていました。ですが、難しい問題に時間を奪われているよりは、解ける問題を完答することの方が重要だと思います。その点、見直しは生きてきます。

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